まめしばしゅーたんの不動産日記

区分マンションのリノベーション再販に3年従事していたまめしばしゅーたんと不動産投資について考えていきましょう。不動産投資未経験者が実際に初めて運用するまでの記録です。戸建て投資を中心に扱います。

【特集3】今後の不動産市場を考えてみよう!

不動産投資 初心者 まめしばしゅーたん


みなさん、こんにちわ。まめしばしゅーたんです。

不動産経済研究所が昨晩、マンション統計を発表しましたね。ご覧になりましたか?

headlines.yahoo.co.jp

「全国の新築マンション発売戸数、平均価格のいずれも昨年比でプラスになった」と報じています。背景には、人手不足による人件費などの建築コストが高騰していること、都市部での用地確保の難しさが挙げられています。

 

今回はこのニュースを様々な視点から見ていこうと思います!

まずは、首都圏の新築マンションと発売戸数と平均価格の推移です。

不動産投資 初心者 まめしばしゅーたん

 上図より発売戸数は3万7132戸と前年をわずかに上回っているのに対し、平均価格は5871万円と前年をやや下回っています。これは、東京都心部の高額物件の発売戸数の減少に起因しています。

では、地方の状況はどうなのでしょうか。

不動産投資 初心者 まめしばしゅーたん

不動産投資 初心者 まめしばしゅーたん

表①、表③から首都圏の数字を差っ引き作った、地方のマンション発売戸数と価格推移は以下のとおりです。

不動産投資 初心者 まめしばしゅーたん

地方マンションの発売戸数と平均価格

地方マンションの発売戸数と平均価格を図化してみて分かったことは、首都圏と何ら変わらない推移だということでした笑

見づらくてすいません。Excelあんまり得意でないのです。。。

不動産市況の歴史的な経緯を紐解いてみましょう

バブル崩壊を機に、不動産価格は低迷を辿りました。2008年までは少しずつ快方に向かって行ったものの、リーマンブラザーズの破綻による「リーマンショック」にて多くの人々が予想だにしない不況となりました。日本ではそこまで大きな影響を受けはしませんでしたが、本国アメリカでは身の毛もよだつような出来事だったそうです。とはいえ、9月12日の日経平均終値12,214円が10月28日には6,994円まで下がったわけですが。。。サブプライムローンのデフォルト化を発端とした様々な資産価値の暴落、アメリカの経済悪化、その様子は映画「マネー・ショート 華麗なる逆転」をご覧になって頂ければ臨場感たっぷりとお楽しみいただけるかと思います!

www.moneyshort.jp

今後の不動産市場はどうなっていくのか⁉

”過去”が分かれば、次は”未来”です。この先、不動産市場がどうなっていくのかというテーマは、不動産に興味がある者としては非常にそそる話題なはず。特に、2020東京オリンピック・パラリンピックが控えている今、その後どうなるのかは、巷の至るところで話題に上がっているのではないでしょうか。本日は〆として今後の不動産市場について一緒に考えていきたいと思います。

 

不動産投資 初心者 まめしばしゅーたん

みなさん、2012年のロンドンオリンピック・パラリンピックを覚えてますか。体操の内村航平選手が84年ロサンゼルス以来28年ぶりの個人金メダルに輝き、澤穂希選手率いる日本女子サッカーが見事銀メダルを獲得したロンドンオリンピック。さらに、ロンドンパラリンピックは過去最高ともいわれる成功を収めた大会でもあります。つまり非の打ち所のないほど最高の大会だったのです。

ちなみに、このロンドンオリンピック・パラリンピックがイギリスの不動産市場にどれほど影響を与えたかご存知ですか?実は、、、ほとんど影響を与えていなかったのです。「おーなんで?」と思われた方もいるかと思います。

まず、不動産市場に影響を与える素因数を考えてみましょうか。皆さんはどんな要因があると思いますか?実は、大きく分けて2つです。それは、需要供給です。「そんだけ?」って思いますか?はい。そんだけです。不動産市場というのは非常に流動性が低く、需要と供給にゆっくりと反応することで形作られるのです。そのため、需要面として人口や雇用率、賃金などが影響を与え、供給面として労働力や材料コスト、金融政策などが影響を与えると考えられます。

これを踏まえた上でのロンドンオリンピック・パラリンピックですが、たかだか1か月程度のイベントで需給が大きく変わるかと言ったら、そんなことなかったわけですね。一時的に、オリンピックパーク周辺の地価は上がったそうですが、首都ロンドンの方が世界の好景気を受けて上がり幅が多かったようです。その時期は日本の新築マンション統計も右肩上がりですから、納得できるかと思います。

そのため、2020東京オリンピック・パラリンピックにおいても、さして不動産市場に大きな変動はないのではないかと考えます。選手村のできる江東区などの臨海部は不動産高騰が見受けられますし、この傾向は続いていくかと思われますが、2021年にはある程度オリンピック・パラリンピックによる波及効果は落ち着くのではないかと思います。

ここでお伝えしたいのは、ぜひ読者の皆さんには、オリンピック・パラリンピックなどのスポットイベントが不動産市場に影響を与えるのかという問いに振り回されることなく、世界経済から日本経済、マクロからミクロといった幅広い視点で不動産市場を捉えて貰いたいということです。

ちなみに、経済ニュース分野ではDJNobbyという僕のおすすめパーソナリティーがいます。昨日の経済を毎朝5分で!を理念に、分かりやすくコンパクトに説明しています。通勤通学のお供として本当に重宝するので、まず1日騙されたと思ってVoicy聞いてみて下さい!

きのうの経済を毎朝5分で! by DJ Nobby/ Voicy - 今日を彩るボイスメディア

 

これから一緒に経済から不動産市場まで勉強していきましょう!

そんじゃっ!